仏教の国タイ!!習慣や文化の違いからマナーまで5つのポイント

人様(募集した)の海外体験

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日本からのフライトも多く、海外行き航空券の中でもトップレベルの安さを誇るタイ。物価も日本と比較して安価であることと、旅費の安さ、フライトの多さから日本人にとっては気軽に行ける国の一つであります。

 

治安に関しても、諸外国に比べると比較的安全と言え、アジア旅行初心者にはうってつけの国です。ちなみに、私のバックパッカーデビューはタイでした。日本人は、短期間の旅行であればビザの取得も必要ないので、週末旅行にもおススメ。

 

 

タイと言えば仏教の国。イスラーム教やヒンドゥー教などと違い、仏教は私たち日本人にもなじみのある仏教であります。しかしながら、タイの中での仏教は私たちが考えている以上に生活の中に深く根付いており、人々の暮らしの基礎となっています。旅行者と言えど、最低限のマナーを守り、宗教の考え方や習慣を尊重しなければなりません。

 

今回は、そんな仏教に密接にかかわるタイの基本的情報から、文化や習慣についてお伝えします。

タイの首都は世界一長い名前!??

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タイの正式名称は「タイ王国(Kingdom of Thailand)」と言います。首都はバンコクで、タイ語での正式名称は「クルンテープ・マハーナコーン・ボーウォーン・ラタナーコーシン・マヒンタラアユタヤー・マハーディロッカポップ・ノッパラッタナー・ラーチャターニー・ブリーロム・ウドム・ラーチャニウェート・マハーサターン・アモーンピマーン・アワターンサティットサッカティッティヤ・ウィサヌカムプラシット」と言います。とっても長ーい名前で、タイ人がこれを一言一句覚えているのか甚だ疑問ですが、この首都の名前を覚える歌があるそうな。一般的にタイ人は、この最初の一語だけをとって「クルンテープ」と呼んでいるそうです。

 

 

王室の存在と旅行者のマナー

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さらに、タイには国王が存在し、国民はタイの王室を大変尊敬されています。店先や家の中に、国王の肖像画を貼っているのをよく見かけます。タイ人の前で王室批判は絶対に慎むこと。「王室不敬罪」なるものが存在し、あまりにも酷い侮辱行為は警察沙汰になることもあるので注意。映画館や劇場では、上映・開演前に国王の肖像画が映写され、全員起立しなければならないので、そういう時は、周囲のタイ人を見ながら、失礼の内容にしましょう。また、空港や鉄道駅などの大きな公共機関では一日数回、国家や王室賛歌が流されます。この際も、できるだけ立ち上がり、不動の姿勢を取りましょう。

 

 

タイにおける仏教

 

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タイは、国民の実に95%以上が仏教徒という仏教国です。同じ仏教でも、日本の仏教とは大きく異なり、仏教徒はインドからタイ・ミャンマー・ラオス・カンボジアに伝わった規律の厳しい仏教を信仰しています。

タイでは、短期間でも人生のうち一度は出家しなければ一人前としてみなしてもらえないという風習がありますので、ほとんどの男性が出家を経験しています。すでに会社勤務をしている人でも、会社に出家の休暇届を出してお寺で出家生活を送るといいます。タイの人々にとっては、出家は大切な通過儀礼であり、宗教が生活と深く関わっている表れです。

 

僧侶には敬意を示そう

 

たとえ子どもであっても、出家中は僧侶としてみなされ、皆に尊敬される存在であるのがタイの仏教文化です。厳しい修行を積む僧侶は、国民から深く尊敬されている存在なのです。

女性は、例え旅行者であっても決して触れたり話しかけてはいけません。女性との直接的な接触は破戒と見なされてしまいます。タイでは、日本人が想像している以上に仏教・僧侶に対して敬虔です。旅行者であっても、仏教や僧侶、仏像に対しての敬意を忘れてはいけません。

 

子どもの頭を撫でると親に怒られる!!!

 

タイでは、アミニズム(精霊信仰)が今でも根強く信じられています。子どもの頭上には精霊(ピー)が宿っていて、子どもが無事に成長して大人になるように見守ってくれていると信

じられています。ピーは「人の穢れ」を嫌うとされているため、子どもの頭のてっぺんに大人が直接触ってしまうと、精霊は居られなくなり離れてしまうとされています。タイで育ちのいい人は、間違って人の頭を触ってしまった際に「すみません」と反射的に誤ってしまうほど。日本で子どもの頭をなでることは特に問題のない行為ですが、タイでそのようなことをしてしまうと、子どもの親から怒られてしまうかもしれません。

 

最後に

 

私たち日本人は、自分たちの国は仏教に馴染みのある国だと思っている人も多いはず。しかし同じ仏教の国でも、タイでの仏教は日本とは比べ物にならないほど厳格で、信者は厳しい教えを信仰しています。日本との仏教の在り方の違いを肌で感じることができるのも、タイ旅行の醍醐味かもしれませんね。

 

・タイのながーい首都名!!バンコクに言った際には、タイ人に正式な首都名を訊ねてみるのもいいかも?

・タイは王室国家!!王室には敬意を払って!

・日本とはまるで違う仏教のかたち

・僧侶には敬意を払って!!観光中に一度は会うであろう僧侶。特に女性は節度ある距離感を保って!!

・タイの子どもの頭は撫でないで!精霊信仰の厚いタイ。間違って撫でて親に激怒されないように・・・。

 

自国とは違う風習や宗教に触れ、楽しいタイ旅行を!!!

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