ドイツの家探しが大変って本当??
これからドイツに留学する人、ドイツに住もうと思っている人、まず最初に思い浮かぶのは「家探し」なのではないでしょうか。
ドイツでどのように家を探したら良いのか、どのサイトがおすすめなのか、家賃はどれくらいなんだろう…このように悩みごとは尽きませんよね。
わたしはドイツ留学2年目になりますが、これまで2回家探しを経験しました。今回は自身の経験も踏まえて、ドイツの住宅事情についてご紹介します。
家賃は地域によって全然違う!!
日本でも同じだとは思いますが、ドイツ国内では家賃の相場がかなり違います。
日本は首都の東京などが家賃が高いことで有名ですが、ドイツでは首都のベルリンは最も物価が安く、家賃も平均月3万円ほどです。
ドイツでは基本的に気候的にも住みにくい北の方は物価が安く、住みやすい南の方は物価が高くなっています。
ドイツ南部の最も物価が高いと言われている地域、バイエルン州で、東京より少し高い位になります。
家具が付いてる!?
ドイツで家探しをして、最初に驚いたのは大体の家が家具付きなことです。
テーブル、イス、冷蔵庫、洗濯機、棚、タンス、オーブンなどから食器や鍋、フライパンまで付いているケースも珍しくありません。
私が住んでた家も、たまたま大家さんの奥さんが日本人だったこともあり、炊飯器が付いていました。家の紹介欄に家具がついているかついていないかが書いてある場合が多いので、はじめに見ておくようにしましょう。
短期留学などで1~2年住む程度なら家具つきの家に入って、必要なものだけ買い揃えれば生活費がかなりお得に済みます。
家探しは現地でしかできない!?
ドイツの家探しは基本的に現地に行ってから探すことをおすすめします。なぜなら、
1,ネットで家を探す
2,条件に合う家の大家さんに自己紹介メールを送る
3,大家さんから返信が来る
4,数日後に家の見学に行く
5,大家さんに気に入って貰えたら後日連絡がくる(即決まる場合もある)
6,契約
という流れだからです。
家を探している人は沢山いる上に、大家さんはすぐに入ってほしい場合や、すぐに契約しておきたいことがほとんどです。
ですから、日本で探していて「あと何日後にドイツに行くので…」と言うと見学に誘ってもらえないことも多いのです。
「明日来て下さい」と言われることもあるくらいなので、現地でまずはホテルに滞在しながら探すことをおすすめします。
私も最初は日本から1週間ユースホステルを予約しておいて、泊まって家を探していたのですが、なかなか見つからなく、その後は知り合いの家に10日間泊めてもらいながら探しました。
いざ、家を探そう
ドイツの家探しは基本的にインターネットで行うのが良いでしょう。しかし家探しでは200通メールを送っても返って来るのはたったの何通かだけ。その後見学会に行っても競争率が激しいので契約できず…と精神的にも体力的にも家探しは辛くなります。そんな中で家を探すのにおすすめなインターネットのサイトを2つご紹介します。
・WG-Gesucht
これはドイツで一般的に使われている家探しの為のサイトです。私のドイツ人の友達も、これが一番探しやすくて見つかりやすいと言っていました。一人用の家か、WG(シェアハウス)かを選ぶ欄があったり、家の説明も詳しく載っています。やはり、シェアハウスの方が競争率が低い上に家賃も安いので、両方の物件を探してメールを送ることをおすすめします。
たどのサイトでも同じですが、時々騙しの広告が載っていたりすることもあるので、ちょっとでもおかしいなと思ったら、ドイツに長く住んでいる日本人に聞いてみたり、その物件は避けましょう。
有名な詐欺では大家さんから「私は今イギリスに住んでいて、ドイツにあなたに家を見せに行けないけど、お金を振り込んでくれたら鍵を送るよ」というものがあります。私もこのメールが来たことが会って知り合いに相談してそう教えてもらいました。無駄に条件が良かったり、家賃が異様に安かったり、住所が載ってないものには特に気を付けるようにしましょう。
・日本人掲示板
これは現地に住んでいる日本人コミュニティサイトです。せっかくドイツにきたんだから日本人とは関わりたくない!そう思う人も多いとは思いますが(私も最初はそうでした)、困った時に助け合うことができます。
家を探していることをネットに投稿すると、力になってくれる人やシェアハウスを提案してくれる人が現れることが多いです。
いきなりドイツのサイトで探すのが不安な人は一度覗いてみるのも良いかもしれません。
見学会で押さえておくべき大事なポイント
メールをして大家さんから返信が来たら次は実際に家を見に行きます。ここで大切なことは、他にも沢山ライバルがいるということです。
・大家さんには家に興味をもっていることをアピールしまくる
大家さんだって人間です!なるべく自分の家を気に入ってくれた人に住んでほしいですよね。そのため見学の際には質問したり感想を言ったり、自分のことを話したりと大家さんにアピールすることが大切です。
・見学会には
見学会に行くときはなるべく綺麗な服装で行きましょう。
大体のドイツ人は日本人はお金を持っているというイメージを持っていますが、大家さん的には途中から家賃を払えなくなったりされると大変困るのです。
なので特に学生の場合は、親の収入や仕送り額を高めに言ったりと、ちゃんと家賃を払うアピールも大切です。
ドイツの住宅事情のまとめ
・家賃は地域によって差がある
・家具付きの家が多い
・家探しは現地で
・WG-Gesuchtと日本人掲示板サイトを利用しよう
・見学会では大家さんにアピール
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