私の中でインドと言えば、「カレー」「カレー」「カレー」「ぼったくり野郎」そして最後にまた「カレー」というイメージでした。まぁ、何度も足を運んだ今でもこのイメージはたいして変わっていません。
しかし、近年インドは世界的にも巨大なIT産業の拠点と言われるまでになりました。日本にも多くのインド国籍者が住んでいますが、その多くがIT関係の技術者とその家族です。
その流れもあって、インドでは英語留学と並んで「IT留学」なるものが急成長しています。私は、インドの語学学校に顔を出した際、その学校が英語よりさらに力を入れていたIT教育の現場を見てきたので、今回はインドのIT留学について書いていきます。
あの有名IT企業のCEOがインド人!??
IBM等のIT業界のトップに君臨するような企業は、ここ数十年の間にインド人雇用を行うのが主流になってきました。あのMicrosoftやGoogleのCEOだってインド人だというから驚きです!!その他にもIT業界のトップには、多くのインド人が活躍しています。数十年前までは、時代遅れだと言われていたインドがなぜ急激にIT産業で発展してきたのでしょうか?
インド人は数字に強い!!!
インドで多く使われているヒンディー語では、1~20までの呼び方が違う(日本語では1~10まで覚えれば、あとは読み方の組み合わせである)ので、20×20まで日本でいう九九の掛け算を覚えるんです。だから、インド人は暗算が得意!!
多いのは九九の量だけじゃありません。数字の読み方も多い!!日本語も英語もそうですが、1から10まで覚えれば、あとはその応用でいくらでも大きい数を数えることができます。英語の場合、11と12だけは例外でしょうか。インド(ヒンディー語)は違います。 1から100まで全て違う言葉なのです。全く法則が見えてきません・・・。ヒンディー語を勉強するには、まずこの数の問題が大きな壁になりそうですね。
また、10進法の基本を見つけたのもインド人なんです。0(ゼロ)という数字の概念を見出したのもインド人!!!インド人ってカレーのスパイスに詳しいだけじゃないんですね・・・。
歴史的に見ても、インド人は数字に強いようですね。しかし、実際のインドではタクシーやリキシャの運賃の計算が全く合わない、ぼったくり野郎が大量発生している事実はなんとも皮肉です・・・。
インド人の英語のスキル
インド人は、英語が堪能なことで知られています。映画は英語とヒンディー語で上映されていますし、インドでは数えきれないほどの言語が存在しているので、インド人同士のコミュニケーションにおいても英語スキルは必須です。ですから、格安語学留学としてフィリピンやフィジー同様に人気の国でもあります。ただし、インドはかなり特殊な国ですので、渡航には結構な度胸と思い切りが必要なのも事実ですが・・・。
中流階級以上のインド人は、英語をネイティブ並みに操ることができます。英語を第一言語として用いている人も多く、街中では英語での会話も多く耳にします。もちろんヒンディー語でも会話をしますが、同じ感覚で英語を話すことができる人が多いです。
IT業界で、世界を相手に活躍するには必要不可欠と言っても過言ではない英語スキル。日本人は苦労して英語を習得している人が多くいる中、インド人はここにおいても世界的に有利な立場にいるのです。
ただし、発音は聞き取りにくいのは事実。もちろん綺麗な英語を話すインド人もたくさんいますが、英語が第一言語ではない人も多いので、インド鈍りが強い。語学学校の講師は比較的聞き取りやすい英語を話しますので、語学留学中に、授業でインド鈍りに悩まされることは少ないかもしれません。
ITに強い最大の理由は!??
インドがITに強い理由は、英語スキル・数字に強いという国民性が理由に挙げられますが、もっとも大きな理由が、「カースト制度」によるものだと考えられます。
「カースト」とは、紀元前にインドを征服したアーリア人が先住民を肌の色で差別したのが始まりです。上からバラモン(司祭)、クシャトリヤ(王侯・戦士)、バイシャ(商人)、シュードラ(隷属民)に分けられ、その下に不可触民がいます。現在では、インド憲法によってカースト差別は禁じられていますが、インド政府は不可触民を「指定カースト」、シュードラなどを「その他後進諸階級」と認定し、優遇策を講じているが、日常的な差別は解消されていないのが現状です。
1950年に表面上では廃止されたカースト制度ですが、実際にはカースト制は暗黙の了解で行われており、好きな職業につけない状況が、現在でも普通にあります。
しかし、ここでIT産業がこのカースト制度に光を灯したのです。それは下位カーストでも就けるチャンスがある数少ない職業だからです。IT産業はここ10年くらいの間に発展した産業ですから、そもそも、どのカーストの仕事というのが決まっていない!!頑張って勉強してIT産業で成功すれば、下位カーストの人にもチャンスがあるわけです。
新産業である『IT』。カースト制度の定める既存分類に当てはまらず、まさに隙間的なジャンルだったわけですが、カースト制度に苦しんでいた人々からしてみれば、それは神が与えし”光”そのものだったのでしょう。チャンスすらなかった人々に舞い降りた『IT』という名のビッグチャンス。
もちろん、語学力や、数学に強い等、インド人のITにおけるポテンシャルは昔からあったのかもしれませんが…このチャンスをモノにする!という強い意思。これがインド人がIT業界で躍進している理由でしょう。
本場のインドで学べば、学費も生活費もめちゃくちゃ安い!!!
インドのIT産業の発展について書いてきましたが、ここで本場インドで学ぶ「IT留学」の利点をいくつか挙げていきます。
まずは、学費と生活費の安さについて。もちろん、インドでの授業は英語で行われます。
したがって、ある程度の英語スキルは必要になってきますが、ITの学校ではIT留学の前に英語を学ぶコースが確立されている場合があります。こちらのコースで英語を短期集中的に学び、ITコースへと進むコースです。
この英語のコースもITコースも、コストは東南アジア留学とほぼ同等は少し安い程度。それに、物価はビックリするほど安いので、生活費もかなり抑えられます。
同じ志を持つ仲間との共同生活が楽しい!!
インドでIT留学をした場合、ホームステイの受け入れもありますが、一番安く滞在できるのは、学校が運営している寮に滞在することです。そこには、たくさんの仲間との楽しい共同生活が待っており、遠くインドまで来て勉強をしている人ですから、志が高い人・勉強意欲のある人がたくさんいます。
放課後に、英語の得意な生徒がちょっとした勉強会を開いたり、IT分野についての意見交換の場を設けたり・・・。たまにはみんなでパーティーなんかも楽しめて、濃厚な留学生活になること間違いなしです!!
インドIT留学についてのまとめ
・インド人は数学や語学に長けていて、IT産業がグングン発展しているIT先進国!!
・インドでIT産業が成長した背景には、「カースト制度」があり、IT産業はインド人にとっての「希望の光」となっているのでみんな意欲が高い!!
・本場インドで、格安英語留学とともに、ITが学べる最高の場所!!
・意識の高い仲間との出会いと、切磋琢磨できる環境が整っている!!
・インドIT留学は、濃厚な滞在になること間違いなし!!
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