50代女性が受けたい健康診断とがん検診|職場の健診と自治体の検診の違いと、受ける順番

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秋は、健康診断や検診のお知らせが気になる季節です。

50代になると、「健康診断は受けているけれど、がん検診は何を受ければいいの?」と、迷う方も多いと思います。

会社を辞めたあとや、一人暮らしの方は、案内が届かず、そのままになってしまうこともあるかもしれません。

この記事では、国立がん研究センターと厚生労働省の情報をもとに、健康診断とがん検診の違い、国が推奨する5つのがん検診、受けるときの順番を整理しました。

この記事は、一般的な情報です。実際に受けられる検診の内容や費用は、お住まいの市区町村や、加入している保険の案内で確認してください。

この記事のポイント

  • ✅ 国が推奨するがん検診は、胃・大腸・肺・乳・子宮頸の5つです
  • ✅ 職場の定期健康診断や特定健診だけでは、がん検診を受けたことにはなりません
  • ✅ 職場で受けられないときは、市区町村の検診を受ける方法があります

健康診断と、がん検診は別のものです

受診・相談のイメージ(十字マーク)

健康診断(特定健診など)と、がん検診は、目的が違います。

厚生労働省によると、特定健診は、40歳から74歳の方に、メタボリックシンドロームに着目して行う健診です。

がん検診は、がんを早く見つけるための検診です。健康増進法に基づいて、お住まいの市区町村が実施しています。

国立がん研究センターのがん情報サービスでは、「定期健康診断」や「特定健康診査」だけでは、がん検診を受けたことにはならないと案内されています。

国が推奨する5つのがん検診

まとめのイメージ(チェック)

国立がん研究センターのがん情報サービスに載っている、国が推奨するがん検診を、表にまとめました。

がんの種類 検査 対象年齢 受診間隔
胃がん 胃部X線検査、または胃内視鏡検査(どちらかを選ぶ) 50歳以上 2年に1回
大腸がん 便潜血検査(免疫法) 40歳以上 1年に1回
肺がん 胸部X線検査(問診あり) 40歳以上 1年に1回
乳がん マンモグラフィ(問診あり) 40歳以上 2年に1回
子宮頸がん 細胞診(問診・視診・内診あり) 20歳以上 2年に1回

胃部X線検査は、当分の間、40歳以上で1年に1回も可とされています。

乳がんは、視診や触診だけの検診は、推奨されていません。

子宮頸がんには、HPV検査単独法(30歳以上、5年に1回)もあります。住民検診で、国の要件を満たす自治体だけが実施できます。

50代の女性は、5つすべてが、対象の年齢です。

職場の健診や人間ドックとの関係

探して確かめるイメージ(虫めがね)

がん情報サービスでは、職場の健診を受けるときは、先ほどの表の検診内容が含まれているかを、確認するよう案内されています。

職場でがん検診を受けられないときや、内容が違うときは、お住まいの市区町村の住民検診を受けることが勧められています。退職後も、同じです。

人間ドックについても、注意が書かれています。CT、PET、腫瘍マーカーなどのオプション検査は、がん検診としての効果は認められていないとされています。国が推奨しているのは、表の5つのがん検診です。

市区町村の検診は、多くの市区町村で、費用の多くを公費で負担して、一部の自己負担で受けられると、厚生労働省に書かれています。

会社を辞めたあと、一人暮らしのとき

ひとり暮らしの家のイメージ

仕事を辞めると、職場の健診を受ける機会が、なくなることがあります。

そんなときは、お住まいの市区町村の窓口に、受けられる健診とがん検診を、問い合わせてみてください。

退職後の健康保険と年金の手続きは、50代で会社を辞めたあとの健康保険と年金の手続き|14日と20日の期限と選び方で紹介しています。

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受ける前に、知っておきたいこと

手続きと書類のイメージ

がん検診には、メリットだけでなく、不利益もあることが、がん情報サービスに書かれています。

  • ✅ 偽陰性:がんがあるのに、「精密検査は不要」と判定されることがあります
  • ✅ 偽陽性:がんがないのに、「要精密検査」と判定されることがあります
  • ✅ 過剰診断:治療しなくても命に別条のないがんを、見つけてしまうことがあります
  • ✅ 偶発症:内視鏡による出血や、バリウムの誤嚥などが、まれに起こります

「要精密検査」と言われたら

電話で相談するイメージ

厚生労働省では、精密検査が必要と通知されたときは、「必ず精密検査を受けましょう」と案内されています。

精密検査まで含めて、「一連のがん検診」として、がんの有無が確認できるためです。

精密検査が必要と判定されても、実際にがんと診断されるのは、ごくわずかとされています。ただし、「症状がないから」と受けないでいると、診断が遅れるおそれがあります。

受けるときの順番

予定を立てるイメージ(カレンダー)

流れを、順番に並べました。

1.お住まいの市区町村の、がん検診の案内を確認します。

2.職場の健診に、がん検診が含まれているかを確認します。

3.含まれていない検診を、市区町村の検診で受けます。

4.検診の予約をして、受けます。

5.結果の通知は、大切に保管しておきます。

6.「要精密検査」の通知が届いたら、必ず精密検査を受けます。

よくある質問

よくある質問のイメージ(吹き出し)

Q. 人間ドックを受けていれば、がん検診は受けなくてよいですか?

A. 人間ドックの内容に、国が推奨する検診が含まれているかを、確認してください。CTやPETなどのオプション検査は、がん検診としての効果は認められていないと、がん情報サービスに書かれています。

Q. 気になる症状があるときも、検診を待ったほうがよいですか?

A. 一般的には、気になる症状があるときは、検診を待たずに、医療機関を受診してください。検診は、がんを早く見つけるための仕組みです。

Q. 検診の費用は、どのくらいかかりますか?

A. 費用は、お住まいの市区町村によって違います。厚生労働省によると、多くの市区町村で、費用の多くを公費で負担し、一部の自己負担で受診できます。金額は、市区町村の案内で確認してください。

まとめ|5つの検診と、「確認」から始めよう

やさしい気持ちのイメージ(ハート)

がん検診は、胃・大腸・肺・乳・子宮頸の5つを、国が推奨しています。

職場の定期健康診断や特定健診だけでは、がん検診を受けたことにはなりません。

受けられるか迷ったら、お住まいの市区町村に、問い合わせてみてください。

「要精密検査」と通知されたときは、必ず精密検査を受けましょう。

まずは、市区町村の、がん検診の案内を探してみることから、始めてみませんか。

参考情報

国立がん研究センター がん情報サービス「がん検診について」(2026年4月1日更新) https://ganjoho.jp/public/pre_scr/screening/about_scr01.html

厚生労働省「がん検診」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000059490.html

厚生労働省「特定健診・特定保健指導について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161103.html

(いずれも2026年10月11日に確認した内容です。制度や対象は変わることがあるため、受ける前に、最新の案内を確認してください。)

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