「もっと理想の自分になりたい」
「目標を達成したい」と願う人にとって、計画や努力は重要です。
しかし、それだけでは不十分なこともあります。
多くの成功者が共通して使っているのが、「潜在意識」を活用する方法です。
潜在意識を勉強してるとよく出てくる「すでにある」という考え方は一体どうゆうことなのでしょうか?
よく調べると、目標を現実化する強力なツールになるってということに気づきました。
この記事では、潜在意識と顕在意識の違いから、
「すでにある」をどう活用すればよいのか、具体的に解説します。
さらに、日常生活に取り入れるための簡単なステップも紹介します。
1. 潜在意識とは?顕在意識との違い
まず、潜在意識と顕在意識の違いを理解しましょう。私たちの意識は2層構造になっています。
- 顕在意識: 普段自覚している思考や意識の部分。行動や意思決定を行う司令塔のような役割を果たしますが、その力は全体の10%程度。
- 潜在意識: 自覚していない無意識の部分で、記憶や感情、習慣、直感を司ります。私たちの行動や選択を90%以上無意識に導いています。
よく見る氷山の図を置いときます。↓
潜在意識の例
自転車の乗り方を思い出してみてください。
最初はバランスを取るのも難しく、何度も転びながら練習した経験があるかもしれません。
でも、練習を繰り返すうちに、気づけば無意識にペダルを漕ぎ、ハンドルを操作できるようになります。
これが潜在意識の力です。一度習得してしまえば、考えずとも自然に行動できるようになるのです。
私自身も最近、その力をあらためて実感しました。
半年ほど前、15年ぶりに車の運転を再開したときのことです。
最初はたった5分の距離にあるスーパーに行くだけでも、緊張でドキドキしていました。
それが先日、少し離れたカフェまで道順を意識することもなく、
考え事をしながら自然とたどり着いていたんです。
考え事しながら運転してたことはまずいことですが、意識せずにたどりついた
『無意識の力』って本当にすごいと感じました。
今まで当たり前って思ってたけど、無意識の力をあらためて考えてみるとすごくないですか!
この力は、目標達成にも応用できます。
練習を重ねることで、理想の未来へ向けた行動が自然と身につき、
やがてそれが無意識の習慣となるのです。
2. 「すでにある」とは?そのメカニズムを解説
「すでにある」という考え方は、願望が既に実現していると心から感じることを意味します。
これは単なるポジティブシンキングではありません。科学的な裏付けのある実践的な方法です。
仕組みを分かりやすく説明
私たちの脳には、現実と想像を区別する力があまりありません。
これが、潜在意識を活用するための重要な特性です。
脳は、イメージを「実際に起こっていること」として処理するため、
そのイメージが強ければ強いほど、それに基づいた行動や思考を導くようになります。
現実と想像の区別がつかない脳の特徴
例えば、映画を見ているとき、感動的なシーンで涙を流したり、
ホラー映画で突然のシーンに心臓がドキドキした経験はありませんか?
実際にはただスクリーン上の映像を見ているだけですが、
脳はそれを「実際に体験している」と認識します。
映画やドラマなどで、人が斬りつけられてるのを見ると自分まで痛くなります。
それから、夢の中で全力で走っていたのに起きたら汗をかいていた、
あるいは高いところから落ちる夢を見て心臓が跳ね上がった、といった経験も同じです。
これらは、脳がイメージと現実を混同している典型的な例です。
潜在意識への応用
この脳の特性を利用して、目標達成のためのイメージトレーニングを行うと、脳はその目標が
「すでに現実になった」と捉えます。
脳って結構アホですよね???いや天才なんだけど勘違いして捉えるって面白くないですか?
だから、私たちも日々自分のなりたい未来をイメージしていれば無意識のうちに
その目標に向かう行動を引き出すようになります。
これが、潜在意識を活用して目標を現実化する基本的な仕組みです。
実例:スポーツ選手のイメージトレーニング
プロアスリートの成功の秘訣
多くのプロアスリートは、試合前に「勝利の瞬間」や「成功する動作」を頭の中で繰り返しイメージするイメージトレーニングを取り入れています。
たとえば、ボクシング選手が試合前に自分が相手を的確にパンチで捉え、勝利する瞬間を頭の中で繰り返し思い描きます。
脳はそのイメージを現実だと認識し、試合中にその動作を再現するための神経回路が強化されるのです。
テニス選手の例
有名なテニスプレイヤー、セリーナ・ウィリアムズは、試合前にサーブの軌道やボールのスピン、相手の反応まで頭の中で詳細にシミュレーションします。
このイメージトレーニングを通じて、彼女の脳は試合の成功パターンを「既に経験したこと」として認識し、実際の試合で同じ動作がスムーズに再現されます。
NBA選手のフリースロー
NBAのスター選手たちがフリースローを打つときも同じです。
コートに立つ前から、「ボールがリングを通過する感覚」を頭の中で何度もイメージします。
この過程が神経系に記憶され、試合の場でも精度の高いシュートを可能にしているのです。
YAWARAちゃんのイメージトレーニングとは?
谷亮子選手は、試合に向けて実際の稽古だけでなく、頭の中で自分が技を成功させている場面を何度も繰り返し想像するイメージトレーニングを取り入れていました。
この方法は、柔道の試合が行われる前に自分の勝利シーンを脳に焼き付け、自信を高め、試合での行動をスムーズにするためのものでした。
どうでもいい情報ですが、私はシドニーオリンピックの谷亮子さんが優勝する瞬間を見たことあるんですよ。
その時はイメージトレーニングを入れてることを知らなかったのですが、あの時もイメージしながらやっていたのね!と思うと感慨深いです。
3. 潜在意識が未来を決める理由:脳科学からの視点
潜在意識が未来を形作る背後には、「RAS(網様体賦活系)」という脳のフィルター機能があります。
このRASは、私たちが意識的または無意識的に「重要だ」と感じる情報を選び取り、不要な情報を排除する役割を果たします。
日常生活の中でのRASの例
例えば、新しいスニーカーが欲しいと思い始めたとします。
そのブランドやデザインのスニーカーをネットで調べたり、靴屋で試着したりすると、不思議なことに街中でそのスニーカーを履いている人が目に入るようになった経験はありませんか?
実際、私も最近姉が新しいスニーカーを買おうとしていて、一緒にお店を見て回ったのですが、
それ以来、街中で同じデザインのスニーカーを履いている人を見ると「これだ!」とつい目が止まることが増えました。
これは、RASが「この情報は重要」と判断し、関連する情報を優先的に目に入れるようにしているからなんです。
願望達成へのRASの応用
「すでにある」と信じることで、RASがその願望に関連する情報やチャンスを自然に選び取るようになります。
たとえば、「起業して成功する」と信じている人は、
関連するネットワークやアイデアが目に入りやすくなり、それに基づいて行動するようになります。
まさしく起業して成功すると信じているのが私です!笑
4. 日常生活で潜在意識を活用する初めの一歩
潜在意識を使いこなすには、「すでにある」を日々実践することが必要です。
以下のステップを試してみてください。
感情がついてこないと意味がありません。
最初は違和感あるかもしれませんが、慣れていきます。
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