意外と知らない!ドイツ人の考え方とドイツ社会
これからドイツで語学留学を考えている人、ドイツの大学で勉強してみたい人に、事前に
必ず知っておくべきことを現在ドイツ留学2年目になる私が紹介します。
行ってから「こんなはずじゃなかった…」と肩を落とすのは嫌ですよね。
語学が話せなくても大丈夫?
実際に留学している人から「最初はドイツ語能力ゼロから行っても大丈夫だよ~」なんて聞いたことのある人は多いのではないでしょうか。それはまったくの大間違いです。ドイツは日本とくらべて実力主義の国なので、言葉が話せない、自分の意見が言えない人は自分達の仲間に入れないといった考え方の人が多いです。
ドイツ人は英語が達者?
しかし、英語がネイティブレベルに話せれば彼らの対応も変わってきます。ドイツ人は世界的にみても多くの人が流暢に英語話せるので、コミュニケーションを取ることができます。
英語で話しかけてくるドイツ人は以下のタイプに分けられます。
1,私たちのような外人を見ると英語を話したいがために、英語で話しかけてくるドイツ人
最初は私のドイツ語が下手すぎるからだと思ってショックを受けていましたが、あとあと彼らに聞くとそう教えてくれました。
2,ドイツ語で話しているのに自動的に英語に切り替えられるパターン
これは英語の方が話しやすいだろうという親切心です。
もちろん、日々の買い物や挨拶、お礼の言葉は英語ができてもドイツ語で言うと親近感をもって接してくれます。
それは私たちが日本で外国人と接する時と同じなのだと思います。例えカタコトな日本語でも頑張って日本語を話してくれる外人さんを見ると嬉しくなりますよね。
ゲーテインスティトゥートのドイツ語検定を受けよう
ゲーテインスティトゥートのドイツ語検定は世界共通のドイツ語検定です。これを持っていることによる利点とは…
1,現地の語学学校に申し込む際にもスムーズに自分のレベルのクラスに申込みすることができる
2,検定に受かっているという自信にも繋がる
3,ドイツの大学を受験する時に証明できる
ちなみに日本で主に開催されているドイツ語検定、通称「独検」は、ドイツでは証明されないのでお気をつけください。ゲーテインスティトゥートの検定は日本でも受けることができるので留学前に挑戦してみてください!
恥ずかしがり屋で消極的な日本人?
初めてドイツの語学学校に行くと、初級レベルのクラスでも周りの生徒が積極的にドイツ語で質問したり会話をしているのを目にして驚きます。
私も最初の頃はクラスメイトから「日本人は消極的で恥ずかしがり屋だから仕方ないよ~」と言われてとても悔しかったです。彼らは間違いを恐れず、自分の意見を堂々ということに慣れていることに羨ましいと感じていました。
それゆえ、「えっ!?なんでそんなに話せるようになってるの!?」と驚くほど圧倒的なスピードで話せるようになっていました。それからは間違いを気にせず相手に自分のことを伝えるよう努力していきました。そうすることで、だんだんと周りの人たちも受け入れてくれるようになり、プライベートで仲の良い友達もできました。
うまくいかないなんて当たり前!
どこの国に行っても共通していえることだと思いますが自分の国ではないので、思っているようにいかないことは当たり前です。自分はこの国の中では外国人なんだ、ということをいつも認識して生活することが大切です。
様々な体験を通して自分自身が強くなれることが、留学することの最大の利点なのだと思います。嫌なことがあっても前を向いて常にポジティブでいると助けになってくれる人や親切な人達が集まってきてくれると実感しました。
ドイツ留学前にやるべきことと心構えのまとめ
1,日本にいるうちからドイツ語をできるだけ勉強するべき
2,英語ができてもなるべくドイツ語で
3,ドイツ語検定を受けて自分に自信をつけよう
4,積極的に自分の意見を相手に伝えよう
5,うまくいかなくてもポジティブシンキング
コメント